2022/11/16
生きた会社経営をしてみませんか?
皆様、初めまして、財務コンサルタントの林です。
突然ですが、ゾンビと聞くと何を思い浮かべるでしょうか?
不死?そんなものはいない?そもそもこの人は何を言ってるんだ?
こんな感じの感想でしょうか。それ以外の感想があれば教えてください。
私は前職で監査法人で働いており、その時から日本経済に関する記事や内閣府が出している「月例経済報告」を読むことが習慣化しています。職業病というやつでしょうか。
今回はその時に見つけた、8/15に株式会社帝国データバンクが掲載した【「ゾンビ企業」の属性分析】という記事より、ゾンビ企業とは何かということについてコラムを記載させていただきます。
ゾンビ企業の定義として「経営が破綻しているにもかかわらず、金融機関や政府機関の支援によって存続している企業」とされています。
経営破綻ということは債務弁済が不可能であり経営活動の維持ができていない状態ですが、現在日本には16.5万社のゾンビ企業があるそうです。
ちなみに総務省と経済産業省が発表した2021年6月時点での企業数は367.4万社とのことですので、全体の4~5%の会社がゾンビ企業に該当するみたいです。
本来は会社の営業活動により資金を獲得し、これにより資金繰りをするはずの流れが破綻してしまっているわけです。
ゾンビ企業の場合だと、経営活動よりも会社維持に注力しすぎてしまい、会社維持のために金融機関等から借り入れを行い、これで弁済を行い、資金繰りが難しくなると資金の借り入れを行い…
という悪循環が生まれてしまうわけですね。
このゾンビ状態から抜け出すためには債務超過状態の解消か抜本的な営業活動の見直しが必要になります。
(長々と書いていますがこの辺りは記事を読んでもらった方が伝わるかと)
このような企業を生み出してしまっている一因として、資金繰りが悪化してしまい会社経営が困難となってしまった場合に、経営者の方が一人で悩んでしまうことではないかと考えます。
そこで一度検討していただきたいのはコンサルタントへ相談するということです。会社の現状を把握し、問題点・原因を洗い出し、解決策を提案するのが仕事です。企業の状況を第三者が把握することで現状を打破する一石となるかもしれません。不安を抱えているのであれば一つの選択肢として検討していただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。