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2023/01/10

令和4年度補正予算の補助金アップデート情報

令和4年度補正予算の補助金アップデート情報

皆様、あけましておめでとうございます。

財務コンサルティング事業部の林です。

2023年になり、心機一転という時期に合わせて補助金の情報もアップデートされていますので展開させていただきます。

特に、最後に記載させていただく変更点については弊社のお客様へ大きく影響する内容となるため、最後まで読んでいただけますと幸いです。

事業再構築補助金

令和4年度2次補正予算を組み込んだ補助金は令和5年3月中旬から始まる補助金より適用、令和5年内で3回実施することが明記されています。

詳細は以下リンクにありますので併せてご参照ください。

https://www.meti.go.jp/covid-19/jigyo_saikoutiku/pdf/hosei_yosan.pdf

大きな変更点は以下の通りです。

成長枠の創設

今まで通常枠として設けていた枠を廃止し、今後成長するであろう市場への新規参入を後押しする形の枠へと変化しました。

グリーン成長枠の拡充

今までの要件を緩和したエントリー類型を創設し、グリーン成長枠を使いやすくアップデートしました。

大幅賃上げ・規模拡大へのインセンティブ

成長枠・グリーン成長枠を使用する事業者に対して、補助金の上乗せを行う卒業促進枠の新設をしました。また、賃金の大幅な引き上げを行った場合には、成長枠・グリーン成長枠の補助率の引き上げを行うことで賃金引上げを促進することとしました。

産業構造転換枠の創設

将来的に市場規模が縮小すると予想されている事業からの事業転換を行うことを促す産業構造転換枠を新設しました。

サプライチェーン強靭化枠の創設

国内における製造工程基盤の強化のために行う設備投資を支援する枠を創設しました。対象となる業種・業態を事務局が指定しますが、合理的な説明が可能な資料等があれば対象に含めることとしています。なお、制度内容については検討中ということもありわかり次第情報の共有をさせていただきます。

一部申請類型の複数回採択

第9次までに事業再構築補助金の採択を受けた事業者においても、第10次以降で一部の枠に限り申請することが可能となりました。

 

また業況が厳しい事業者への支援は今まで通り行われます。

最低賃金枠の継続

こちらについては今までの枠と変化なく、継続して行われます。

物価高騰対策・回復再生応援枠の見直し

今までは回復再生応援枠と緊急対策枠の2つでしたが、1つの枠となり要件についても見直しがされています。

 

ものづくり補助金

ものづくり補助金については補正予算を組み込んだものがいつから始まるか不明確ですが、第14次が1月中旬ごろに情報公開、今後も継続的に行われること、また令和6年度まで途切れることなく行われることが明記されています。

詳細は以下リンクにありますので併せてご参照ください。

https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r4/r4_mono_02.pdf

今までとの大きな相違点は以下の通りです。

大幅賃上げへの支援

大幅賃上げに取り組む事業者に対しては補助金の上限金額を従業員数に応じて上乗せするように変更されています。

グリーン枠の拡充

グリーン枠をエントリー、スタンダード、アドバンスの3つの類型に分け、それぞれの取り組み内容に応じて補助金の上限を拡大しています。

海外展開支援の強化

補助金額の下限を100万円へ引き下げをおこない、海外進出へに向けた投資を促します。

認定機器・システム導入型の新設

生産性向上を目的として、業界団体・川下企業等にて課題を提案・委員会にて課題の認定を行い、これを解決するための設備投資を促します。

こちらの補助金はビジネスモデル構築型の補助金が廃止されるのみで、一般型の拡充が大きな変化となっています。

 

ものづくり補助金の大きな変更点

ものづくり補助金において13次(2022/12/22にて締切)から補助金が適用できる範囲に変更があり、

□公的医療保険

□介護保険からの診療報酬・介護報酬

□固定価格買取制度等との重複がある事業

については補助金対象外となりました。

保険診療報酬の原資は税金なので、保険診療で対応できる医療機器の購入に補助金を交付すると二重取りとなることから補助金の対象範囲から外した、という背景があります。

自由診療のみに使用する場合であれば対象となるとのことでしたが、医院にて保険診療も扱っている場合には併用される可能性があるとして採択されないリスクが高いです。

一方で、歯科技工所にて使用するCAD/CAM等の購入である場合には技工所が収益を得る先は歯科であり保険診療とは関係ないため補助対象になります。

 

まとめますと、

□第13次より補助金対象外の範囲が拡大し保険診療を行っていると補助金の申請が不可能

□保険診療と自由診療を併用している医院での補助金採択は相当困難

□自由診療のみに使用と書いていても採択されない可能性高

□補綴物を制作する歯科技工所で使用する機器に対しては補助対象

となります。

 

以前から補助金対象外であった医療法人に加えて、保険診療行っている医科・歯科についても補助金を受けることが困難となっているためご注意ください。

 

まとめ

今回は事業再構築補助金、ものほじょの最新情報の展開をさせていただきましたがいかがだったでしょうか?

3月中旬頃から補正予算を組み込んだ補助金が始まるとされています。

補助金の活用を検討している方がいらっしゃれば是非ご相談ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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