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2017/08/21

母性とパーソナリティ

母性とパーソナリティ
こんにちは。税務チームの浜島です。
 
最近社労士の勉強で「男女雇用機会均等法」の基本理念を覚えることがあって、なんとなく覚えていたんですが、とても抽象的な条文だと思っていました。センシティブな問題が絡み合うと法律も抽象的になってしまう。特にこの条文は何と言っても定義されない母性という言葉が全体を歪めてしまう程のインパクトがあります。
 
(基本的理念)
第二条  この法律においては、労働者が性別により差別されることなく、また、女性労働者にあつては母性を尊重されつつ、充実した職業生活を営むことができるようにすることをその基本的理念とする。
 事業主並びに国及び地方公共団体は、前項に規定する基本的理念に従つて、労働者の職業生活の充実が図られるように努めなければならない。
 
 ところで、この前ちょうど心理学者の河合隼雄さんの本を読んでいたら、ちょうど母性についての話があって確かにそうだなと思ったのでそのことを話します。
 
その本にはまず母性と個性の両立が今後の社会の問題として大きなものになっていくそうです。それは、母性によって個性が薄れていくことが問題になるからです。
 
たとえば、ある親が会話の中で○○くんのお母さんや○○ちゃんのお母さんになってしまうことを挙げていました。とても的を得ているたとえで、すっと納得してしまいました。
 
そして、知らず知らずのうちに母性が個性を侵食してパーソナリティを失ってしまい、その人の存在意義がなくなっていることに気づいて、カウンセリングを受けにくる人が増えているそうです。
 
こうした母性とパーソナリティを考えつつ、「男女雇用機会均等法」を勉強しています。
 
それでは最後まで読んで頂いてありがとうございました。
さようなら!
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