税務
2019/12/03
【フィナンシャル・ナビ/創業融資】創業融資の審査ポイントを教えてください2
こんにちは。腰痛なうから脱出したものの、子供を抱っこしたら、2週間以上、腕痛と首痛なうの鶴田会計 森です。
Q:創業融資にあたってのその他に審査上のポイントがあれば教えてください。
A:創業融資に限らず、資金使途と返済原資があることが大前提です。
創業融資に限ったことではありませんが、全ての融資について、資金使途があること、返済原資があることが大前提です。
資金使途・返済原資があることが前提で、自己資金、業界経験が重要となります。
①資金使途
当然、融資を申し込むにあたり、「資金使途 = お金の使いみち」を証明する必要があります。
前回のコラムで記載しましたが、自己資金は準備できたことを前提として融資を申し込むとした場合を考えましょう。創業融資で申し込む融資と自己資金を合わせて、何に使うのか?設備であれば見積書などで根拠を示す必要があります。融資を本当に申し込む必要があるのか、なぜ自己資金だけでは不足するのか、を示す必要があります。又は、設備で資金を必要としないが、在庫購入のため、売上金(売掛金)回収するまで資金(運転資金と呼ばれるもの)が必要、事業が軌道にのるまでの数か月は赤字が見込まれるので立替経費資金が必要等、見積書がない場合でも事業計画で示す必要があります。
従って、創業融資の場合は、A.設備資金/B.運転資金(在庫、売掛金)/C.赤字資金(経費)等に区分し、証明する必要があります。
上記を証明・説明できなければ、やはり、この申込者の方は、計画性がない、信用できないという感想を抱かれかねません。
②返済原資
ざっくり言えば、借りたお金をどうやって返すのか、道筋を示す必要があります。
当たり前のことですが、売上―経費=利益であり、借入金の返済金額は経費に含まれません。従って、残った利益から借入を返済していく必要があり、利益>借入金の返済額となる必要があります。
借りたお金は返す必要があり、上記を証明・説明できなければ、①資金使途で述べたことと同様、この申込者は、計画性がない、信用できないという感想を抱かれかねません。
ここからは、参考(創業融資の場合、意識していただかなくて結構)です。
①資金使途で記載した例と②返済原資の考え方を組み合わせ、返済をどれぐらいの期間ですべきか(返済期間)の考え方は、大まかに以下の考えとなります。
A.設備資金:設備が稼働している期間(設備を稼働させて利益があがる期間)で返済する必要がある
B.運転資金(在庫、売掛金):在庫を売れば融資額を返済できる、売掛金を回収すれば返済できるので返済する必要はない
C.赤字資金(経費):通常は1年で赤字は解消するため、将来の利益(1年後まで)で返済する必要がある
前回のコラムと合わせてとなりますが、経験を積んで(ここは短期で変更できないところではありますが)、自己資金を用意していただいた上で、資金使途(なぜこの融資が必要となるのか?)と返済原資(どうやってどのぐらいの期間で返していくのか?)の考えをはっきりさせて(説明可能な状態にして)いただき、融資に臨んでいただければ、融資の確立がかなりアップします。
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