リスクマネジメント
2019/12/03
【リスマネ】死亡保険っていくらぐらい必要なの?
本日はお客様からよく質問される、死亡保険の保障額についてご説明します。
Q:主人の生命保険の金額ですが、いくら必要でしょうか?
A:計算式がございます!
死亡保険は「掛け捨て」と「貯蓄タイプ」がありますが、今回は掛け捨てタイプでご説明させていただきます。
計算式 保障額=①月々の生活費-(②ご主人が亡くなられた際チャラになるローン等+③遺族年金)×④期間 で計算をします。
1.月々の生活費はいくら?
月々の生活費の合計を計算します。食費やお子様の塾代、ガソリン代、住宅ローンや車のローン等、1ヶ月で出ていくお金の総額をざっとで構いませんので合計してください。
2.ご主人が亡くなられた際にチャラになるローン等
主に住宅ローンがこれに当たると思いますが、住宅ローンは銀行から借入の際、「団体信用生命保険」いわゆる「団信」というものに加入していると思います。万が一の際、残されたご家族が住宅ローンの返済に苦しまないように住宅ローンの返済が免除される保険のことです。
3.遺族年金
国民年金なのか厚生年金なのか、また、お子様の人数によって受取れる金額が違いますが、ご主人が亡くなられた際に、その方によって生計を維持されていた遺族が受取れる年金です。
4.期間
いつまで必要なのか、死亡保険が必要な年数です。一般的にはお子様が独立されるまでの期間、もしくはご主人が定年されるまでの期間で考えます。
具体的に計算してみましょう!
具体例
ご主人,奥様,長男(7歳),長女(5歳)の4人家族。持ち家で住宅ローンは月々10万円の支払い、厚生年金に加入されていて、月々の支出のトータルは40万円程だとします。
40万円-(10万円+13万円)×約20年(240ヶ月)=4,080万円
(計算を簡略化するために、遺族年金の金額や教育費、ご主人の生活費をマイナスする等の細かい計算は省いております。)
意外に少ないと思いませんか?
最低限の生活を維持するぐらいの備えと考えるとこれぐらいの保障額で十分だと思います。
月々40万円ぐらいで暮らしていて、住宅ローンがチャラになり遺族年金が受取れることを考えると、ご主人に万が一のことがあった場合、月17万円の収入があれば今と同じ生活水準で暮らせることになります。月17万円の収入がいつまで必要かと考えると、長女様が25歳ぐらいまでの20年間ぐらいあればと考えると、17万円×12ヶ月×20年で4,080万円になります。
計算上、年数を掛け算をしているので、今年ご主人が亡くなると4,080万円必要ですが、いつご主人が亡くなられても4,080万円必要なわけではありません。10年後であれば半分の2,080万円でいいはずです。そこで、いつ万が一のことがあっても4,080万円受取れる保険ではなく、保障額が逓減していく(年間204万円ずつ減っていく)収入保障保険で加入する方が、掛け金も安くなり合理的です。ちなみに、ご主人が40歳の場合(タバコ吸わない健康な方)ですと、掛け金は月々3,600円ほどです。3,600円でご家族の生活が担保されるなら安いと思います。
いかがでしょうか?
実際は最低限の保障を安い掛け捨てタイプで備えながら、教育資金であるとか老後資金であるとかを貯蓄タイプの保険で備える等、商品を組み合わせて考えていきます。
もちろん各ご家庭の生活環境やご主人様の年収等によって保障額は変わってきますが、この計算式に当てはめていただければ、大きくズレることはないと思います。
ご参考にしていただければと思います。
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