医科
歯科
2020/06/04
コロナウィルスと医療機関への助成
グロースリンクの大久保です。6月に入り全国でのコロナの緊急事態宣言が明けました。
世間的には余談を許さないところではありますが、朝の電車の混みぐあいなどから、すこしずつ経済活動も増えてきた感じをうけています。
さて今回のクエスチョンは・・・。
Q、内科診療所を運営しています。コロナウィルスの感染拡大に伴い外来患者数が激減し、大きな影響を受けました。利用できる行政支援はありますか?
A、無利子融資のほか、持続化給付金および家賃補助が検討対象です。
医療機関においてもコロナウィルスの影響により、打撃を受けているクリニックが見受けられます。
その傾向として、
・比較的高齢者の方や子供が集まりやすいクリニックである。
・粘膜など直接的な処置が診療の都合上発生しやすい。
・実際に罹患者が発生したり、噂がたってしまった。
など、執筆者のあくまで個人的感想ではございますが、様々な理由がございます。
リーマンショックの時は、景況感の悪化による自由診療への影響が発生したりしていましたが、今回は来院される患者様が直接
減少しているという例を見ない状況となっております。医療機関も例外ではない状況となっております。
これに対して政府が掲げている支援策としては、
1、実質無利子融資(利子給付融資)、保証料の減免等
弊社の森が書いたコラム内容です。枠の拡大など随時変更が加えられておりますが、仕組みとして大きな変更はございません。
https://www.tsurutax.com/newsite/blog/%e6%9c%aa%e5%88%86%e9%a1%9e/9400.html
2、持続化給付金
売上が前年比50%以上減少した事業者に対して一時金が給付されます。
金額は法人 200万円、個人100万円です。医療法人も対象となります。
https://www.jizokuka-kyufu.jp/doc/pdf/leaflet.pdf(持続化給付リーフレット)
3、家賃補償
第二次補正予算の目玉と称されている内容です。具体的には補正予算成立後とされていますが、
・売上前年比較50%減少
・売上連続した3か月で30%減少
といった内容で支給対象が検討されている模様です。
https://seido-navi.mirasapo-plus.go.jp/supports/488(ミラサポPlusサイト)
4、人的給付
こちらも弊社の伊藤がコラムに記載しております。
5、ものづくり補助の特別枠
コロナウィルスの影響が経済的に出ている中での企業支援としてものづくり補助金の特別枠の設置が行われております。
残念ながら医療法人は対象外ですが、個人事業の方は融資施策と合わせて投資を検討するチャンスかもしれません。
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2020/200410mono.html
上記のように様々な施策が行われており、これからも行われる予定であります。
制度をうまく活用してコロナウィルスの影響を克服してまいりましょう。