2022/02/16
新卒1年振り返り
こんにちは!新卒唯一の女子、坂です。
もはやこの自己紹介もあと少しで終了です。。先輩になるんですね。
新卒であった1年、初心を忘れない為にも、今後新卒1年目を控えている内定者・学生さんのためにも残しておきたいと思います。
私の1年はこんな流れでした。
4月 入社・研修と業務内容を知る
5~7月 月次入力に慣れる
8・9月 TKC試験に向けて勉強を始める
10月 初めての法人の決算を組む
11月 TKC試験を受ける
12月 年末調整
1月 償却資産・法定調書
2~3月 確定申告・ロープレ試験
このような流れでした。
1年の流れは入社前から聞いていましたが、やってみるとわかることがたくさんありました。
★月次入力
月次ってなんだ?と思っていました。簡単に言うとお客様の1ヵ月のお金の収支を帳簿に記録していくことです。
最終的には12カ月分のデータが確定申告や決算になっていくのです。
初めての時は、確定申告や決算について知らないので、その中で月単位の入力をしていても、ゴールが想像しづらいかもしれません。
私も最初は言われた通り、見様見真似でやっていました。ようやく決算や確定申告の時期になり、なぜあの時こういった処理をする必要があったのか、
月次段階でこうしておいた方が良いと、気づきや学びがたくさんありました。先に自分で決算や確定申告の知識を付けておけばよかったのだと思いますが、
分からないことがある時点では何が原因で何を知ればよいかさえわかっていませんでした。
是非、会計事務所に就職される方、内定者の方などは、ゴールを知ることで、やっていることの疑問のヒントになると思います。
★償却資産・法定調書
これもなんだ?といった感じでした。年末調整はよく聞きますし、自分も学生時代アルバイトで行っていたので何となく聞き覚えはありました。
しかし償却資産・法定調書は恥ずかしながら初耳でした。
まず、償却資産とは、償却資産の申告をすることです。(それを償却資産と言っています。)
固定資産税の対象となる償却資産を所有している場合、1/1の所有状況を把握するために提出が必要なのです。
また、法定調書とは所得税法や相続税法上、税務署へ提出することが定められている資料の事です。
簡単に言えば、税務署はお金の支払いの事実を法定調書を通して知ることで、
確定申告などでお金を受け取った側の情報と合わせて確認することで脱税を防ぐためのものです。
ちなみに年末調整は、簡単に言うと、所得税は概算で毎月徴収されているものを年末に、1年の所得と、それぞれの控除情報を加味し
正しい所得税を12月または1月で徴収・または還付するというものです。
実際に目にするのは増減した結果の源泉所得税だけなので、これも聞いたことはありましたが、あまり私は理解できていませんでした。(-_-;)
1年を通して色々な税の知識を知りました。そこで思ったのは、法律って平等を守る為に、試行錯誤されて作られているんだなという事です。
所得税で言えば、一人一人の状況が違いますから、人的控除が設けられていたり、保険料に支払った稼ぎに所得税がかかるのはおかしいから保険料控除が用意されていたり等です。
理由を知れば、至極まっとうなのですが、なるほど。と思うことが多々あり、楽しいです。
こういった発見があるのは、沢山学びがある新卒ならではなのかもしれません。
今はありがたいことに学びが与えてもらえています。新卒の特権です。ですがこれに安住せず、来年からは学びを自ら取りにいきたいです。
色々と振り返っておりますが、まだ確定申告とロープレ試験は真っ只中です。。
体調には気を付けて乗り切りたいと思います!
お読みいただきありがとうございました。