2022/10/18
駆け引きを制する者はインボイス制度を制す?!
初めまして!所長室の古川と申します。
初めてのコラム投稿です。
入社半年の駆け出し社員です。よろしくお願いいたします。
さて、本日は消費税およびインボイス制度についてお話します。
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★消費税・インボイス制度についてざっくり
■消費税の納付額はどうやって算出される?
➡預かった消費税ー支払った消費税
で算出されます。この算出方法を仕入税額控除といいます。
■消費税を納めるのはだれ?
➡前々年度の課税売上高が1000万円以下などの要件を満たした場合は納税義務が免除されます。
その場合は、仕入税額控除分を享受できます。(=益税)
■2023年10月1日〜 インボイス制度に移行 主な規則は?
①購入側は仕入税額控除をする場合「適格請求書等」を入手して保管する必要がある。
②適格請求書等には化機構も気の記載が必須となる。
・適格請求書発行事業者の氏名又は名称及び登録番号
・課税資産の譲渡等の税抜価額又は税込価額を税率毎に区分して合計した金額及び適用税率
・税率ごとに区分した消費税額等
③適格請求書等は課税事業者しか発行できない。(免税事業者は発行できない)
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★インボイス制度は恋の駆け引き?
インボイス制度の移行で考えなければならない問題の一つは、
「免税事業者の対応&課税事業者側の免税事業者への対応 」です。
例えば、小売業者と卸売業者の関係ならこんなことを考えるでしょう。
■小売店の考え
・卸売業者が免税事業者だったら、小売店は仕入税額控除を行うことができない・・・。
※卸売業者が適格請求書を発行できないため。
・同じ値段なら課税事業者から仕入れたほうがお得なのでは?
■卸売業者の考え
・卸売業者は課税事業者にならないと発注してもらえないのでは?
・免税事業者でいるならば、値下げが必要では?
・他業者と比較されない差別化が必要になるのでは?
なんだか恋の駆け引きのようですね・・・。
とは言え、しばらくの間は経過措置があるようです。
・2026年9月までは仕入税額相当額の80%
・2029年9月までは仕入税額相当額の50%
は卸売業者が免税事業者だとしても小売店は仕入税額控除可能となります。
あえて課税事業者を選択するか、あるいは選択しないか。
課税事業者になるならば、どの段階で選択するか・・・。
企業間の関係性や心理を考える必要があるのかもしれませんね。
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★最後に
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
奥が深いですね。
より詳しく知りたい方、是非是非弊社までお声掛けください!
余談ですが、私は総務なので専門外です。
こちらの記事は「ふくしままさゆき」大先生のYouTube動画をもとに作成しています。
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【消費税の仕組みがメッチャわかる!】消費税超入門!ホントにゼロからの消費税!(インボイス制度も「仕組み」でわかるっ!もはやビジネスの教養!)
ここまで詳しい情報を簡単に得られる時代!…活用しない手はないです。