2023/07/31
最近言われている物価だけでない税金と社会保険の増加
こんにちは、医療の鈴木です。
私が、20年前に前職の会計事務所へ入社したころは、物価としては現在とそれほど大きく変わらず。
消費税も、5%へ変わって数年というところでした。
では、当時の給料に控除額等を見てどれだけ天引きされているのかを見てみましょう。
当時は、消費税を3%に戻すべきだだとか言われていましたが、今となってはそれでも消費税は今の半分でした。
その消費税も、今度は10月からまたインボイス制度を採り入れて免税事業者に関しては消費税を払うインボイスを取り入れる為の登録番号を得るのか等迫られています。
相続税に関しては、5,000万円と一人当たり1,000万円の基礎控除があり全国でも相続税は一部の方の税金という印象がありましたが、今では、3,000万円と一人当たり600万円の基礎控除となってしまい対象者が増えてしまった事と基礎控除が減ってしまった為に税率が上がってしまった方もいました。
所得税に関しては、
20年前
0~ 3,300,000 … 10%
3,300,000~ 9,000,000 … 20%
9,000,000~18,000,000 … 30%
18,000,000以上は … 37%
現在
0~1,950,000 … 5%
1,950,000~3,300,000 … 10%
3,300,000~6,950,000 … 20%
6,950,000~9,000,000 … 23%
9,000,000~18,000,000 … 33%
18,000,000~40,000,000 … 40%
40,000,000~ … 45%
※そのあと、控除額がありますが今回は記載していません。
社会保険はどうかというと、
20年前は 厚生年金13.58%・健康保険8.2%・介護保険0.85%=24.38%(従業員は折半)
現在は、厚生年金 18.3%・健康保険12%・ 介護保険1.82% =32.12%(従業員は折半)
この率も、給料の総支給額からの%なので1%だけでもご自身のお給料という事になるので
(例えば、30万円の10%=3万円)となります。
最近、お客様から社会保険が高い税金が高く手残りが減った等というお問い合わせをよく聞きます。
税金、社会保険を払う事から逃れることはできません。
ただ、少しでも節税対策のお手伝いをさせて頂けるようなら、是非ご連絡下さい。