税務
2023/08/10
税理士の無料相談会|最大限に活用しよう
普段確定申告をしない公務員やサラリーマンの方でも、親の相続が発生しそうで相続税が気になる方はいるはずです。
「自宅を売却して実家に帰省するが、税金はかかるのだろうか」「病気で治療・入院と医療費が多かったが医療控除ってどれくらい受けられるのか」このような、税の相談をしたくなるケースは時折あるでしょう。
気軽に相談できる知り合いの税理士もいないなら、税の無料相談を活用してみませんか?無料相談会を上手に活用して、税の悩みをぜひ解決しましょう!
税理士のほかにもある!無料相談5つの方法とは?
税金の相談を無料で受け付けてくれるものには、主に5つの相談方法があります。
- 国税・税務署の無料相談窓口の利用
- 各地の税理士会が主催する無料の相談窓口の利用
- 商工会議所のような自治体が窓口となる無料相談
- 地域の税理士などが主催する無料セミナーに参加する
- 税理士事務所が実施する無料相談を利用する
手段は、電話、チャットツールなどの気軽なものから、面談までさまざまです。ここでは各無料相談の概要や特徴を紹介します。
ご自分にあった無料相談を選んでください。
国税庁|電話やチャットボットでも質問できる
対応するのは税理士ではなく税務職員ですが、アドバイスはとても的確です。
最も多い相談は、確定申告に関する内容。確定申告の時期は特別に相談会場が設定され、確定申告の方法・申告書の記載方法などの指導をしてくれますよ。
電話でも相談は可能です。タックスアンサーと呼ばれる自動回答システムがあるため、誰でも気軽に簡単に相談できます!国税庁のHPには、チャットボットの「ふたば」もあるので、うまく活用してみましょう。
なお、個別に対面などで相談を希望する場合は事前に予約が必要です。
各地域の税理士会|税理士に直接相談できる
全国各地の税理士が加入する税理士の団体が税理士会。東京・近畿・名古屋など全国に15あり、相談内容は多岐に渡ります。
- 医療控除・配偶者控除など所得税、相続・贈与に関するもの
- 成年後見人制度に関するもの
- 自宅が災害にあった場合など個人の日常的な税務
- 確定申告の記帳の仕方や決算・申告の方法
- 中小零細事業者や個人事業主向けの相談
- 起業を考えている方への税務相談
税理士会が主催する税務相談室です。その税理士会に所属する税理士が、直接相談を受けてくれますよ!
各地の商工会議所|無料相談ができる
地域の商工会議所でも、その地域で活動する税理士が対応する無料相談窓口があります。
税務署や税理士会のような、一般的な税務相談や確定申告のサポート以外も受けられるでしょう。税制改正のポイントを解説するセミナーなどを開催する商工会議所もあり、地域によってその内容は異なります。
相談内容は事業を運営するうえで起こりうる、税務の対処法などが多いのが特徴です。
税理士事務所|税理士に直接悩みを相談できる
各税理士事務所でも、無料相談会を設けているところがあります。気になる税理士事務所に問い合わせたりHPで確認できたりしますよ。
また、税理士事務所が無料のセミナーを主催するケースがあります。相続に関する一般的な内容や、税制改正にともなう留意点など。テーマはその事務所が注力する税務サービスや、税制改正などタイムリーなものが多いようです。
相談したいテーマのセミナーに参加し、セミナー後に疑問点を質問しましょう。テーマを専門とした税理士に直接質問できるため、参考になるアドバイスを得るチャンスも高まるはずです!
税理士の無料相談会とは?4つのポイントを解説
税務の専門家に無料で税金の相談ができますが、注意点もあります。
- 相談内容を明確にし話題を絞る
- 1人ではなく複数の税理士にセカンドオピニオンを依頼する
- 税理士との相性を確認し依頼する人を決める
- 無料相談の回答はあくまで一般論と割りきる
メリットを最大限引き出すためにしっかり理解してください。
1.相談内容を明確にし話題を絞る
無料相談は一人30分から長くて1時間まで。イベント中の相談は一人1回だけで、時間帯は平日決まった時間帯である場合が多いです。相談したい税法やその相談内容の経緯や具体的な数値など、あらかじめポイントを整理し資料などを用意して臨みましょう。
不動産を売却し、どれくらい税金が発生しそうかなど質問する場合の例を紹介します。この場合は以下の情報を資料として集めましょう。
- 不動産を買った時期
- 不動産の価格
- 土地建物の面積
- 売却価格
- 売却時期
情報をあらかじめ資料などで用意すると、スムーズに相談ができますよ。
2.1人ではなく複数の税理士にセカンドオピニオンを依頼する
ご自分の税金の悩みに対し、すでに顧問税理士から相談したため理解が進んでいる方もいるでしょう。しかし、その内容に疑問があったり、別の方法がないか知りたかったりする場合もあります。
特に顧問税理士に以下の弱みがあると、問題が解決しない可能性が高いです。
- 法人税には強いが相続など資産課税には精通していない
- 国税や税務署出身で、節税方法に詳しくない など
そんな時には、テーマに詳しい税理士事務所の無料相談などで質問しましょう。別の見解を得られる可能性がありますよ!
3.税理士との相性を確認し依頼する人を決める
税理士に対する、具体的なお願いがある場合は無料相談を使いましょう。ご自分と相性のいい税理士を、見つける機会として活用できます。
さまざまな税理士に相談すれば、ご自分に合った税理士がわかるはず。テーマに精通しているだけでなく、相談しやすい雰囲気か?信頼できそうか?など、自分なりの評価軸ができます。
もちろん、税理士側にもクライアントを選ぶ権利があります。こちら側の要求が厳しいと、感じさせないよう気を付けましょう。よい税理士とは長くお付き合いした方が、お互いにとってメリットを得られます。
4.無料相談の回答はあくまで一般論と割りきる
相談を受ける側も初対面でどのような背景かわからない方の税務相談に対し、「こうです」のようなズバリ回答は難しいです。また、国税・税務職員に節税相談をしても、よい返事は期待できないでしょう。
無料相談で得られる回答は、あくまで税法の一般論。正確な回答はお客様の資産背景、財務内容、事業内容などを総合的に理解しなければ得られません。よって、無料相談ではプロとしての回答は得られないと心得ましょう。
「この内容なら一般的にはこう解釈します。」「細かい数値はここでは答えられませんが、概算で仮にこれだと、このようになります」などが限界だと理解してください。
税理士の無料相談を生かす方法とは|相談で依頼対象を絞ろう
相談内容が明確になったなら、そのテーマに合った相談会にいくのが近道です。確定申告方法がわからない場合は、地元の税務署が主催する相談会がぴったりでしょう!
個人で事業を始める時などは、税理士会や商工会議所などが主催する相談会が適しています。相続税や事業承継などの場合は、税理士事務所が主催するセミナーなどに出席して、直接アプローチしてみてはいかがでしょうか?
グロースリンク税理士法人|名古屋あんしん相続相談室の無料相談とは?
名古屋地域で相続の税金についてご不明点がある場合は、わたしたちグロースリンク税理士法人にご相談ください。
「父親が高齢で、相続が発生したら相続税が必要なのか心配」「家族信託について詳しく知りたい」このようなお悩みも、解決まで親身にサポートいたします!
わたしたちの税理士法人では「名古屋あんしん相続相談室」を設け、相続に関する相談を一手に引き受けています。「相続税がどれくらいかかるか」「平日は仕事が忙しくて相談できない」 そんな悩みを抱えている方の相談を受けているので、お気軽にどうぞご利用くださいね!
名古屋あんしん相続相談室は、事前のご予約をいただければ平日夜間や土日でも対応しています。
起業をお考えの方もグロースリンク税理士法人にご相談ください。「起業家トータルサポート」として全面支援しており、無料相談会も実施していますよ。
税に関する相談をするならグロースリンク税理士法人へ!
税の悩みがあれば、まずは無料相談を利用しましょう。各地域の税務署・税理士会・商工会議所や、税理士事務所などで気軽に相談できます。
無料相談なので、時間は平日日中が中心で1人30分から1時間程度、開催曜日も決まっているケースが多いです。詳しくは各相談会の主催者にご確認ください。相談の前には何を相談したいのかを、あらかじめ明確にするとスムーズに相談が進みます。
名古屋で相続や起業で税理士に相談したい場合は、グロースリンク税理士法人で相談してみましょう。平日夜間・土日でも受け付けていますので、まずは気軽にご連絡ください!