労務
2024/05/21
令和6年に新設された助成金コースのご案内!
こんにちは、労務チームの可知井です。
今回は令和6年4月より新設された助成金のご案内をさせていただきます。
【両立支援等助成金 柔軟な働き方選択制度等支援コース】 です。
元々、両立支援助成金自体はここ数年あるものでして、
主に育児休業や介護休業の取得促進、環境整備に取り組む中小企業事業主に対して助成金を支給するというものでした。
今回新設された柔軟な働き方選択制度等支援コース というものは
【育児をしながら働く労働者】に対して、より働きやすくなるよう制度を整えた中小企業事業主に対して支給する助成金となっています。
従来の要件よりも、一段と育児と仕事の両立に焦点をあてた助成金であると言えますね。
要件としては以下の通りです。
【要件】
①育児期の柔軟な働き方に関する制度を複数導入、社内周知
②育児期の労働者と面談を実施し、制度利用の促進
③その制度を実際に育児期の労働者が一定実績以上を利用
①における柔軟な働き方に関する制度とは
・フレックスタイム制・時差出勤制度
・テレワークの導入
・短時間勤務制度
・保育サービスの手配・費用補助制度
・子の養育を容易にするための休暇制度 などを指します。
助成金額は1事業主1年度5人までを対象に、一人につき20万~25万、最大で5人が要件を満たせば125万ということになります。
これから育児休業から復帰される労働者が複数いて、上記の制度を特に導入していない
中小企業事業主の皆様は、導入の価値がある助成金です。
大企業の育児休業の取得率公表義務化やパパ育休の推進など、特に厚生労働省は企業が子育て支援に力を入れるように制度を進めています。
労働者の方がより働きやすい環境を作りつつ、助成金を上手く活用いただければと思います。
今回ご紹介した助成金以外にもグロースリンクでは助成金の代行申請を行っております。
助成金の活用を検討している、どういった助成金か詳しく要件を知りたいという方はお気軽にお問い合わせください。
参考:
令和6年度 両立支援等助成金のご案内 (厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/001240558.pdf
柔軟な働き方選択制度等支援コース 支給要領 (厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/001238717.pdf