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2024/08/06

貸借対照表のみかた

貸借対照表のみかた
貸借対照表とは?
こんにちは!新卒1年目の安原です。
入社してからかれこれ4ヶ月が経過し、時の流れの速さを実感しております。
さて、皆さんは貸借対照表を見たことはありますか?
経営者であれば、1年に1度は必ず見ることになる財務指標の1つです。
先日、所長が主催したセミナーでも取り上げられていました。
今回は、そんな貸借対照表について基礎的な部分を説明していきたいと思います。
【貸借対照表とは】
会計を勉強しているとよく耳にしますが、貸借対照表とは一体どういったものなのでしょうか?
貸借対処表とは、一定時点での会社の財政状態を表します。
そのため、決算で作成される貸借対照表は決算時点での会社の財政状態を表しています。
【貸借対照表の中身】
貸借対照表は、右側に資産、左側に負債と資本という3つの分類が合わさって作成されています。
会計的な定義づけは以下の通りです。
資産:企業が過去のまたは取引事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源を言う。
負債:過去の取引または事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源を放棄もしくは引き渡す義務、またはその同等物をいう。
純資産:資産と負債の差額をいう。
財務会計の概念フレームワークより引用。
定義で見ると混乱しがちですが、資産は、経済的資源。負債は経済的資源を放棄、引き離すもの。純資産は差額という認識で大丈夫です。
以上の3つが貸借対照表の構成要素になります。
【貸借対照表のみかた】
定義を確認したところで次はみかたです。
貸借対処表は、左側に資産があります。これは資産の運用形態を表しています。
右側は負債・資本があります。こちらは、資金の調達方法を表しています。
左側の資産を運用するために、どんな資金調達方法(右側)を選んだのかという見方が出来ます。
また、資産と負債についてはもう少し細かい分類がされています。
資産の場合は更に、流動資産、固定資産、繰延資産と分かれています。
負債の場合は更に、流動負債、固定負債となっています。
何を持って判別されているのかというと、基本的には流動性を持って判別されます。
専門用語で、営業循環基準と1年基準と言いますが、これらに乗っ取って分類わけがされます。
これらを簡単に説明すると、営業循環基準は、営業過程で生じる資産と負債を流動資産、負債に振り分けるというもので、一年基準が一年以内に動きがあるかどうかで流動なのか、固定なのかを判定するものです。
【最後に】
意識して見ている方には簡単な内容だったかと思います。ただ貸借対照表を眺めるのではなく、数字の意味を考えることによって見えてくるものもあると思います。
拙い説明ではありましたが、最後までご覧いただきありがとうございました!
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