2024/08/19
経営計画書って必要?|メリットを解説
税務4課の山田です。
事業経営を行う上で、経営計画が必要と聞いたことがあると思います。しかしながら、経営計画がどのようなものなのかわからない方も多いと思います。そもそも経営計画書とは、企業が目指す目標や、その目標を達成するための具体的な方法をまとめたものです。これには、会社の将来像、達成したい目標、戦略や方針、リスク対策などが含まれます。
今回は経営計画を作成することのメリットを3点ご説明させていただきます。
目標を明確にできる
経営計画を通じて企業の短期・中長期の目標を具体的に設定することで、会社全体が目指すべき方向性を一つにまとめることができます。これにより、各部門や従業員が自分たちの役割や貢献すべき点を明確に理解しやすくなり、日々の業務において優先順位をつける際にもブレが少なくなります。また、目標に対する進捗を定期的に評価し、必要に応じて計画を修正することが可能です。これにより、環境の変化に対して迅速かつ効果的に対応できる柔軟性が生まれ、リスク管理の観点からも大きなメリットがあります。
組織の一体感がでる
目標が明確であり、それに向かってどのように行動すべきかが分かっていることで、個々の業務が経営全体にどう影響を与えるかが理解できるようになります。これにより、仕事に対する意識や責任感が向上し、組織全体のパフォーマンスが向上します。
金融機関等に信頼感を与えることができる
経営計画を通じて、どのような方向性を持って成長を目指しているのか、具体的な数値目標や戦略を提示することで、透明性が向上します。これにより、利害関係者は長期的な視野で、計画的かつ着実に事業を推進していると感じることができ、信頼感が醸成されます。
まとめ
その他にも様々なメリットがありますが、今回は上記のようなメリットを挙げさせていただきました。どんなに素晴らしい経営計画を作成しても、それが実行に移されなければ「絵に描いた餅」に過ぎません。計画はあくまで道しるべであり、それを元に具体的な行動を起こし、成果を出していくことが最も重要です。計画の進捗を定期的に確認し、必要に応じて柔軟に見直しを行うことで、実際の成果に結びつけることができます。実行力が伴って初めて、経営計画が真の価値を持つのです。
最後に…弊社では、経営計画書の作成支援を行っております。
10月16日(水)、17日(木)には経営計画作成セミナーを行います。
これを機に経営計画を作成して、自社の方向性を明確にしてみてはいかがでしょうか?