2015/10/13
マイナンバーセミナー詐欺!?
10月9日(金)に開催させていただいたマイナンバーセミナーへご参加頂いた方、誠にありがとうございました。
当日は講師を務めさせて頂きましたが、30名定員のはずが、当日は40名を超える参加をいただき、驚きと共に皆様の関心の高さを感じました。ニュースでは毎日のようにマイナンバーのことを取り上げていますが、多くは国民目線での説明に留まり、「実際に会社はどうしたらいいの?」「実務はどう対応したらいいのか」という疑問にわずかながらでも、理解と答えの一助になれましたら幸いです。
さて、制度としての対応は会社の指示に従っていくことになりますが、社会の関心の高さに比例して詐欺も多発していく傾向があります。
セミナー自体は事業者向けになりますので、そこではフォローしきれない詐欺の事例について今回はご紹介したいと思いますので、みなさまも注意頂ければと存じます。
1.劇場型詐欺:複数の人間から順次連絡あり、公的機関の名前を騙りつつ「あなたのマイナンバーが流出した」
「他人に教えたのは犯罪だ」「データ消去にはお金が必要だ」等、まるで自分が劇場の主人公に
なったかのようにストーリーが進んで詐欺被害にあうもので、実際に被害が起きています。
2.情報収集型:「マイナンバー送付手続きに必要なので、必要事項にご回答ください」と家族構成や口座番号、
貯蓄金額を確認してくるものです。直接その電話で被害が起きることは無いものの、その後の振り
込め詐欺等の情報に使われてしまう可能性が高いです。
3.便乗型詐欺:マイナンバーの発行には手数料が必要といったものや、手続きには印鑑が必要といって書類に
押印をさせていく手口です。世の中の関心が高い程、「何か聞いたことがあるな」といった
切り口で不安を煽っていきます。
今後は、インターネット上でマイナンバーを入力させるフィッシング詐欺等も発生してくることが容易に想像が
でき、「会社がやってくれるから」ではなく、自分自身で自分の番号を守るという意識も持っていきましょう。
もし不審な電話があれば、警察か国のコーセンター(0570-20-0178)へご相談下さい。