2015/12/07
仕事の価値について
資産税税理士の佐竹でございます。
最近よく我々の仕事の価値について考えることがあります。
この業界に入って間もない頃に、尊敬する税理士から
「私たちの仕事は、
①クライアントの税額を正しく計算すること
②クライアントに分かりやすく税額を伝えること
③クライアントの税務リスクを極力排除してあげること
の3つだ。」と言われました。
どれも一般的すぎる内容でピンときませんでしたが、4年業界を経験すると税務の奥深さを感じます。
レベルが上がらないうちは重要論点に気付かないまま「完璧だ」と思ってしまうかもしれません。
学校教育とは異なり答えが用意されていない課題について、最も正解と思われる結論を出すことが求められています。
正しい税額計算をし、クライアントのリスクの発見と価値ある提案を考えたとしたら価値は生まれるわけですが、
それがうまく伝えられなければ価値の提供ができないため、どのようにしたら価値が最大限に伝わるかも課題になってきます。
個人的には、結論先行簡潔型のシンプルな提案書などの資料を作成するように努めています。
「その人にとって」本当に必要な情報を過不足なく書く、ことです。自分の伝えたいことより相手が必要な情報です。
自分だけの専門性を高めて価値の向上を図ることと、価値の伝達をいかにしていくか、常に意識していかなければいけないと思っております。
佐竹 善安