2016/02/22
新年度の助成金の動き
皆様、こんにちは。
ワンネス社会保険労務士法人の大村です。
暑くなったり寒くなったりで体調を壊しやすい毎日が続きますが、三寒四温を経て徐々に春に近づいていると思うと
嬉しいですね!
さて、今年度もまもなく終わり、新年度にさしかかりますが、助成金についても動きがありますので情報提供したい
と思います。
1.ひとり親の就労支援
離婚等でシングルマザーになった人が正社員といった安定した職に就いた場合に助成金が拡充されます。
現在はひとり親を試用した場合にトライアル奨励金(1人最大15万円)と無期雇用する場合に特定求職者雇用開発
助成金(1人最大60万円)の二つがあり、どちらかしか活用できませんでしたが、4月から両方とも受給できるよ
うになります。
2.男性の育休支援
4月から男性社員が5日以上(大企業の場合は2週間以上)妻の出産から8週間以内に育児休業を取ると、中小企業
の場合1人60万円、2人目以降は15万円(最大120万円)、大企業でも1人目30万円、2人目以降15万円
(最大90万円)が支給される助成金が新設されます。
また、男性社員が育休から復帰すると中小企業の場合1人50万円(非正規社員なら60万円、非正規社員を正社員
として復帰させると70万円)が助成されます。
3.介護業の定期昇給制度導入支援
4月から介護職員の賃金に定期昇給制度を導入した場合、導入時点で50万円、1年後の離職率が下がっていれば
60万円、2年後に離職率が下がっていれば更に90万円(最大200万円)支給される助成金が新設されます。
介護事業所については2015年12月の指標をみると、全職種平均の1.21倍を上回り離職率が高いこと、有効
求人倍率が3.08倍と高いこと(介護労働安定センター調べ)から、良い人材を確保し、辞めない仕組みづくりが
大切です。
そこで弊社では、3月18日(金)に、介護事業所のオーナー様を対象に「離職率の低い事業所になるためには」
「利用者に選ばれ続ける施設になるためには」をテーマに助成金も有効に活用できる方法と併せてセミナーを行いま
すので、人財にお困りの介護事業所のオーナー様がいらっしゃいましたら、参加料無料ですので、この機会にふるっ
てご参加されてみてはいかがでしょうか。