2016/12/15
パクチーはお好きですか?(マリリン・モンローを意識)
皆様、こんにちは。鶴田会計の森です。
ぐるなび総研では、日本の豊かな食文化を共通の記憶としてのこしていくために、その年の世相を反映した料理を『今年の一皿』として選定し、発表しています。
今回『2016年 今年の一皿』に「パクチー料理」が選定されました。
https://gri.gnavi.co.jp/dishoftheyear/
いろいろなスーパーによく行く方は気づくかもしれませんが、パクチーを置いてあるスーパーの割合が着実に増えているのを私も実感しています。
ちなみに、皆様、パクチーはお好きですか?
http://human-data.com/archives/2006
パクチーに関しては、好き嫌いが分かれる傾向にあります。そういう私は、昔は匂いからして駄目で、食べるのなんてもってのほか、ちょっと食べただけで、菅原文太さんみたいに渋い顔になっていました。
しかし、不思議と、ちょいちょい機会あるごとに食べるうちにいつの間にか好きになっていました。
ところで、私どものお客様で、藤田青果さんという会社がパクチーの生産をされています。パクチーブームもあり、順調に生産・販売量が拡大しています。
藤田青果さんは青果卸売業を営んでいます。その藤田青果さんが何を考えたか、ということを簡単にご紹介させていただきます。
↓記事にもあるとおり、成果物の流通が市場取引から契約農家から仕入れる方式へと移行
↓農家の減少もあり契約農家の確保が困難。加えて、卸売業では、生産・価格のコントロールも難しい
↓自ら生産することで、生産や価格のコントロールが効きやすい
↓主力とする野菜(従来の野菜)は大手のスーパーにも既に納入されており、営業が行いにくかった(商材不足)が、パクチーは目新しく提案できる商材となっているため、パクチーを切り口に他の野菜の納入へも繋がっている
↓生産委託する契約農家も売れ筋商品への生産へ移行することが可能
野菜・果物というカテゴリーの中でのある意味、クロスセル(商品の購入を決定した顧客に対し、 関連商品を薦めていく提案)または既存市場での新商品販売が成功している事例です。
翻って、私たちの事業を考えた場合も、
↓いい会社を作りたい
↓会社のお役にたちたい
↓お役に立てるのであれば、税務、社会保険等、士業関連の様々なサービスでお役にたちたい
と似たような形をとらせていただいています。
藤田青果さんは、一見すると、野菜や果物という狭いカテゴリー(自社の既存事業領域)の中でも売り上げを伸ばす例を作られており、私たちや他の会社さんでも学ぶことが多い事例だと考えています。
儲からない、よしっ、新事業だ!となるのではなく、自社の事業領域の中で何かできること、お客様のニーズはないだろうか?ビジネスモデル(生産・流通フロー)の見直しによって、変更できることないだろうか?と立ち止まって考えることが大切だと改めて思わせていただきました。
ということで、ステマではありませんが、パクチー本当においしいので、食べたことがない方は、一度サラダ(パクチーのみの野菜サラダ)を食べてみてください。うまくないっ!このうそつき野郎!と嫌いになっても悪しからず・・・。(様々ななリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行なわなければなりません。これが「自己責任」の原則です。)