2017/01/18
みなさん、どんなメガネをかけていますか?
初めまして♪
昨年の12月に入社致しました、福田です。
タイトルを見て頂き「ファッションの話とかするのかな?」と
思われた方、ごめんなさい。
全然ファッションとは、関係ない話です(笑)
さて、ここからは比較的真面目な話をしますので、
どうぞお付き合いください♪
では、「どんなメガネの話やねん!?」ってことですが、
「主観と客観」という話で、よく例に使われる『主観的とは事実(客観的)ではなく
いわゆる色眼鏡を通して(主観で)物事を見て判断してしまうよ』って話です。
結論は、「人は、事象を主観的に見てしまいがちなので、常に客観的に
物事を見る視点を持ちましょうね」って話です・・・
っていう上記の結論も、私の色眼鏡を通している主観的な文章です。
わかりますでしょうか?
この色眼鏡で見てしまうよって話は、例えば、有名な「7つの習慣」という
書籍でも、同様の趣旨で書かれています。
しかし、先程の私の結論として載せた文章は、7つの習慣から直接引用をして
原文をそのまま書いたものではなく、読んだ感想として自分の中で解釈して、
上記のような結論の話だと勝手に思っているだけです。
(似たような結論は書かれているかもしれませんが)
また、もっと言ってしまうと、原典は英語で書かれた書籍であり、
私が読んだ日本語版は翻訳者のバイアスのかかった書籍であり、
そのバイアスのかかった書籍をもとに、私の結論が導かれています。
つまり翻訳者の色眼鏡を通してさらに私の色眼鏡を通した結論です。
私が言いたいことは、「巷で客観的であれ」と言われていることは、
厳密に言うとインプット時の話(事実の捉え方)であって、自分の判断・解釈を
伴うアウトプット時には、絶対に無理な話だということです。
つまりは、この「客観的であれ」というのは、事実(客観)と自分の考え(主観)を
明確に分けるべきだという話だということです。
例えば、ビジネスの報告の場面で、先方からの要望があった場合。
担当者は勝手に解釈してしまいクレームだと思っているが、相手から話が
あったのは、「〇〇してほしい」という言葉だけ。
これを勝手に解釈して上司にクレームを言われたと報告してしまう。
上司に報告する場合は、事実(客観)と自分の推測などの考え(主観)を
きちんと分けて、報告すべきだと思います。
① 事実(客観) :得意先から「〇〇してほしい」との要望があった。
② 自分の推測(主観):口調や態度などからクレームである、
もしくは クレームに繋がる話だと感じた。
実際は、得意先の担当者が、夫婦喧嘩など別の要因で機嫌が悪く、
横柄な態度だっただけかもしれませんし、親族の方がご病気になって看病疲れ
からくるものだったのかもしれません。また、上司は、その機嫌が悪そうに見える
他の理由を知っているかもしれません。
つまりは、起こっている事象としての事実は変えられないですが、
それをどう解釈するかというのは、如何様にでも出来てしまうという事
でもあります。
恋愛における話の中では、よく「嫌よ嫌よも好きのうち」とも言います。
例えば、「女性に冷たい態度をとられている」(客観的事実)にも関わらず、
「相手は自分のコトを好きなはず!」と勝手に解釈するのは自由です。
しかし、イケメン俳優がやれば恋愛ドラマになることでも、
私たちがやればストーカーとしてニュースになりますのでお気をつけ下さい(笑)
話が逸れてしまいましたが、「主観と客観」を明確に区分して上司に報告できないと、
上司も正しい判断を下すことが出来なくなってしまうので、気を付けていきたいですね。
大事なことは、誰しもが生い立ちなどのバックグラウンドで形成された常識などと
呼ばれる色眼鏡をかけている事を意識すること。それを完全にはずすことはできないし、
はずすという事は、自己を捨てることに繋がりかねないし、その必要もないと考えます。
私たちができる事とすれば、人は主観的に物事を捉えがちなので、情報を捉える時には
なるべく眼鏡をはずし(出来るだけ客観的)、判断・主観を述べる時は、色眼鏡を
かけて(主観で)話をしているという事を意識すべきだと思います。
さて、みなさんは、この記事を読み(客観的)、どんな感想(主観的)を持たれたでしょうか?